公共交通機関や商業施設には、さまざまな地域から数多くの人々が集まります。
そのため、ウイルスなどの細菌類が集まり、拡散していく可能性が非常に高いといえます。
そのような施設に多く設置されているエスカレーター、土足で利用することにより、ステップの隙間に、多くのホコリや細菌類が溜まっていきます。溜まったホコリのなかでの細菌類が増殖し、さらには風などによって空気中に拡散します。手摺にもまた、多くの細菌類が付着し、触れた人によって外部に拡散していきます。
エスカレーターは、一般には目につきにくい部分ですが、細菌類の繁殖の温床となっています。
近年、猛威をふるっているインフルエンザウイルスのように、空港施設などは海外から様々な細菌類が持ち込まれる可能性が高い場所です。
エスカレーターを清潔に保つことは、細菌類の付着・増殖・拡散を防止することにつながります。
また、手摺ベルトを持つことにより緊急停止時の怪我や事故を未然に防ぐことができますが、利用者の多くは「汚れているから触りたくない」という理由で手摺ベルトを掴まない現状があります。
事故防止、環境衛生の面から、エスカレーターを清潔に保つことをお勧めします。 |